重曹でトイレつまり解消!ク成分と類似品との比較!エン酸の組み合わせ方法は?効かない時の対処法もわかりやすく完全ガイド!
目次
| この記事のポイントは? |
| 1、重曹が有効なトイレつまりとは?
アルカリ性の重曹は有機物を分解する性質があるため、食べ物やトイレットペーパー、排泄物のような汚れの掃除、つまりの除去に効果的です。 2、重曹を使ったつまり解消の手順 トイレに重曹を投入し少し置いたあと、温水をゆっくりと流します。重曹と酢またはクエン酸を組み合わせて発泡させる方法もあります。 3、トイレつまりで業者へ依頼したほうが良いケース 短期間で何度もトイレが詰まってしまうとき、トイレ以外の浴室やシンクの排水にも問題があるとき、異臭や水漏れが見られる場合は早急に専門業者へ相談しましょう。 |
「もしかして、またトイレつまり?どうしよう…」と焦っていませんか? 自分で直したいけれど、本当に重曹やクエン酸で解消できるのか不安ですね。
この記事では、重曹やクエン酸を使ってトイレつまりを解消する方法を解説します。 自分でできる対処法から、万が一効果がない場合のラバーカップの活用、最終的に業者に依頼する判断基準までトイレのトラブルに対応するための方法を網羅しています。
この記事を読めば、もう放置せずに、落ち着いてトイレつまりに対応できるようになります。
重曹やクエン酸でもどうしようもなく、専門業者に点検・修理を依頼したい場合は、水まるにお気軽にご連絡ください。お問合せしたからと言って、工事依頼へのプレッシャーがかかることもありません。症状をお聞きして電話口で簡単な指示をしてつまりが自力解決することもありますので、まずはお気軽にお問合せを。
トイレのつまりをラバーカップやパイプユニッシュを使って自力で解決する方法を以下の記事でまとめています。
重曹で解消するトイレつまりと解消しないつまりの違いは?

重曹はトイレつまりの解消に効果がありますが、その効果が発揮されるのは特定の状況に限られます。重曹で解消するトイレつまりと解消しないトイレつまりを解説します。
重曹が有効なトイレつまりとは?

重曹はアルカリ性で、有機物を効率的に分解する性質があります。トイレのつまりが、トイレットペーパーの過度な使用、油脂、食べ物の残りなどが原因の場合に効果的で、つまりを解消できる可能性が高いです。
また、重曹が効果を発揮するのは、つまりが軽度から中程度の場合です。例えば、トイレットペーパーや小さなゴミなどが原因で水が流れにくくなった場合、重曹とお湯の組み合わせは非常に効果的です。
重曹では解消が難しいトイレつまりの特徴

トイレつまりの原因が、排水パイプ内の石鹸カスや髪、硬い物の場合は、重曹の効果は限定的と言えます。また、排水管の破損や劣化などの場合も、重曹の力だけでは解消は難しく、水道修理業者に依頼することが必要です。
重曹の成分と類似品・代用品
重曹は、一般名を炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)といい、弱アルカリ性の成分です。肌や環境に優しいナチュラル系の洗浄剤として人気です。掃除用以外に食用も売られています。
食用の重曹と掃除用の重曹の違い
食品用の重曹と掃除用の重曹はもちろんどちらも同じ炭酸水素ナトリウムですが、異なるのはその精製度と管理基準です。口にすることを前提としていない掃除用とは違い、食用の重曹は純度が高く、衛生管理も厳しく行われています。価格は食用の方が少し高めです。もちろん、食用を掃除に使うことは問題ありません。
重曹とベーキングソーダとベーキングパウダー
ベーキングソーダは重曹の別名です。一方ベーキングパウダーは、ベーキングソーダ(重曹、炭酸水素ナトリウム)に酸性剤などを加えたものです。どちらもお菓子作りなどでふくらし粉として使われます。ベーキングパウダーはデンプンなども含まれており基本的に掃除には向いていません。
市販の重曹と類似品の違い
重曹は、激落ちくんシリーズやシャボン玉などのブランドから発売されていますし、100円ショップなどでも簡単に手に入ります。重曹と似たものには以下のようなものがあります。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ度が重曹に勝りますが、研磨機能は重曹に劣ります。水によく溶けるため、霧吹きなどで噴霧するには便利な成分ですが、手荒れには注意が必要です。
炭酸ソーダは強アルカリ性で、洗浄力は強いですが、その分布や金属を傷める可能性もあります。
過炭酸ナトリウムは、オキシクリーンなどの商品名で知られるもので、水に溶かすことで酸素を発生させます。漂白や除菌効果が高く、掃除や選択に幅広く使われます。
この記事では、手軽さとトイレや手への優しさから重曹を選択して紹介しています。
重曹でトイレつまりを解消する手順

重曹でトイレつまりを解消するための準備や手順を解説します。
準備する道具と材料
用意する道具と材料は以下のものです。
- ゴム手袋
- 防護メガネ
- バケツ
- 重曹:200-500g
- 温水:12リットル
- 木製のスティックやスプーン
ゴム手袋と防護メガネは自身の安全確保のために使います。その他はつまり解消作業に使用します。また以下の道具を用意しておくと便利です。
- ラバーカップ(スッポン:吸盤付きのスティック):重曹で効果がない場合に使用
- 面取りワイヤーまたはトイレブラシ:頑固なつまりを物理的に解除するため
手順1:重曹の投入と反応時間
まずはゴム手袋と防護メガネを着用してください。次に、トイレの水位を確認し、200-500gの重曹を投入します。もし重曹が広がらない場合は、木製のスティックでしっかりと押し込んでください。
投入したら、約15-30分反応させる時間を設けます。この時間は重曹がしっかりと作用するために必要です。
手順2:お湯の流し込みと効果の確認
反応時間が経過した後、1-2リットルの温水をゆっくりと投入します。温水がつまり部分と重曹に反応し、さらにつまりを解消します。その後、トイレを流して水位が正常に戻るかを確認します。水位が正常に戻れば作業成功です。
手順3:効果的な定期メンテナンスでつまり予防
つまりが解消した場合、これを機に定期的なトイレのメンテナンスを行うことをお勧めします。失敗した場合は、さらに強力な手段、例えばラバーカップ(スッポン)の使用や専門家への依頼を検討しましょう。
重曹使用の注意点と安全対策
まずは、使用する重曹が食品用かクリーニング用かを確認してください。食品用は一般的に安全ですが、クリーニング用は他の成分が混ざっている可能性があります。
また、重曹を他の洗剤(特に酸性のもの)と一緒に使用しないよう注意が必要です。予期せぬ化学反応が起きる可能性があります。
重曹が皮膚や目に触れると刺激を感じる場合があります。作業時は、ゴム手袋と防護メガネを着用することでリスクを減らします。
また、化学反応によって発生するガスが溜まらないようにするため、作業中はしっかりと換気を行ってください。
重曹を使った日常のトイレ掃除
重曹は毎日のトイレ掃除にも使えます。重曹を水100mlあたり小さじ1杯程度溶かした水溶液で便器や床を掃除することで、汚れの除去、消臭効果、除菌などができます。もちろん、便器内に噴霧して擦ることで便器内の掃除にも使えます。
重曹そのものを小皿などに入れてトイレに置くことで、空間の消臭効果も得られます。
トイレつまりを防ぐには
日常の習慣を少し見直すことで、トイレの詰まりの危険性を最小限にすることができます。
トイレットペーパーの使用量を見直すことや、トイレットペーパー以外は流さないことは特に大切です。市販の商品で「トイレに流せる」「水に溶ける」を謳っているもの(掃除用シート、猫砂など)であっても、意外と溶けなかったり、節水型の弱い水流では流れなかったりしてトラブルを引き起こすことがあります。
流すときは常に「大」で流すことはトイレつまりの防止に効果的です。
重曹とクエン酸・お酢との組み合わせ方法

重曹(NaHCO₃)とクエン酸または酢(酢酸)が反応すると、二酸化炭素(CO₂)ガスが発生します。このガス発生が、つまりや汚れを力強く除去する原動力となります。
特に、重曹とクエン酸の組み合わせは石鹸カスや水垢にも効果的です。また、酢には除菌・消臭効果があり、これが重曹と組み合わさることで、より強力な除菌・消臭が期待できます。
重曹とお酢・クエン酸で解消できるトイレつまり
重曹とお酢またはクエン酸の組み合わせが効果的なのは、トイレットペーパーや排泄物といった水に溶けやすい汚れが原因となっている比較的軽度のつまりです。
おもちゃやスマホ、すぐには水に溶けないシート類のような固形物が詰まりの原因となっている場合には効果は期待できません。さらに、トイレットペーパーが詰まっているのではなく、配管や排水設備などに問題があって水の流れが滞っている場合も、重曹とクエン酸または酢を使った清掃ではつまりの解消はできません。
こういった詰まりを解消するには専門業者への依頼が必要です。
準備する道具と材料
用意する道具と材料は以下のものです。
- 重曹(約1カップ)
- クエン酸または酢(約1-2カップ)
- 計量カップ
- ゴム手袋
- 保護メガネ
ゴム手袋と保護メガネを着用することで、化学反応による飛び散りを防げます。
クエン酸と重曹でのトイレつまり解消手順
クエン酸、酢と重曹を使ったつまり解消手順は以下です。
- 1カップの重曹をトイレの便器内に散布する
- 1-2カップのクエン酸または酢を重曹の上からゆっくりと注ぐ
- これらの成分が反応し始めると発泡が起きるので、5-10分程度待つ
- 時間が経過したら、トイレを水で流してつまりが解消されたか確認する
- つまりが解消されない場合は、この手順をもう一度繰り返す
重曹・クエン酸を使う際の注意点と安全対策
クエン酸または酢と重曹は反応して発泡するので、量を多くしすぎないよう注意が必要です。また、飛び散る可能性があるため、ゴム手袋と保護メガネは必ず着用してください。安全なイメージの重曹ですが使い方によっては危険が生じます。特にこれらには注意が必要です。
塩素系洗剤「混ぜるな危険」と絶対に混ぜない
クエン酸や酢は特に、そして重曹も、絶対に塩素系の洗剤と混ぜて使用してはいけません。有毒な塩素ガスが発生し、最悪死に至る危険性があります。重曹とクエン酸、酢を掃除に使う際は、塩素系洗剤をあらかじめ室外に移動させておくなど、事故を起こさない工夫が必要です。
重曹とクエン酸を混ぜて密閉しない
重曹とクエン酸や酢を混ぜると二酸化炭素が発生します。事前に混ぜてしまうと発泡で溢れてしまうこともありますし、さらに密閉してしまうと破裂の危険もあります。重曹とクエン酸や酢は別々に扱い、掃除する箇所で必要な分だけ合わせて使用しましょう。
大量には使わず、換気を適切に行う
重曹と酢やクエン酸を合わせた反応では二酸化炭素が発生します。換気扇がついていると入れてあれば換気扇を回し、換気扇の無いトイレであれば、扉を開いておくなどしましょう。少量でもしっかり泡立つ組み合わせなので、重曹やクエン酸、酢を大量に使用するのはやめましょう。必要以上に発泡して溢れてしまうこともあります。
重曹でもダメなら…ラバーカップ(スッポン)を活用

もし重曹での処理が効果を示さなかった場合、次の手段としてラバーカップ(スッポン)を活用する方法があります。ラバーカップを使う前に、トイレの水位が適切であることを確認し、ラバーカップのゴム部分をつまり部分にしっかりと密着させます。そして、ハンドルを持ち、力強く上下運動を行います。
重曹後のラバーカップ使用の注意点
重曹と酢またはクエン酸の反応で発生した泡がまだ存在する場合、ラバーカップを使用する際に飛び散る可能性があります。その成分が手や体に触れないように注意が必要です。ゴム手袋を着用するようにしましょう。
トイレつまりでプロの水道修理業者が必要な状況

トイレのつまりが重曹やラバーカップでも解消されない、または以下のような状況の場合には、プロの水道修理業者に依頼するべきです。
- 同じトイレで短期間で何度もつまる
- トイレだけでなく、シンクや風呂場も排水が悪い。
- 排水管から異臭がする、床や壁に水漏れが見られる
このような場合は、早急に業者を呼ぶことをお勧めします。問題が大きくなる前に対処することで、より高額な修理費を防ぐことが可能です。
優良な業者選びのポイント:対応エリア、見積もり、専門性
以下のポイントを踏まえて、業者選びを行ってください。
- 業者が持っている資格や過去の実績を確認する
- インターネットでの評判や口コミを参考にする
- 事前に見積もりを取る
- 可能であれば複数の業者から見積もりを取る
- 緊急性を要する場合は、迅速に対応してくれる業者を選ぶ
このように業者を慎重に選ぶことで、安心と信頼のあるサービスを受けられるでしょう。
まとめ
トイレのつまりは日常生活に大きな影響を与える問題ですが、自力で解決することも可能です。特に、重曹とクエン酸または酢を使った方法は手軽で環境にも優しいです。しかし、状況が改善されない場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。
一度プロの修理業者に点検してもらいたい場合でも、ぜひ弊社にご連絡ください。複数業者にご連絡いただいて、相見積もりに加えていただくだけでも大丈夫ですのでお気軽にお問い合わせください。


