便器交換DIY完全ガイド!必要工具・撤去設置手順・よくあるトラブル対策を解説

DIYでの便器の交換は、多くの方にとってやってみたいけど、どこから手を付けて、何に気をつければいいのか分かりにくい作業ではないでしょうか?特に、水漏れのリスクや適切な工具の選択、便器の取り付け方については、不安を感じる方も多いでしょう。

しかし、正しい知識と手順を理解すれば、DIYでの便器交換は決して難しいことではありません。

この記事では、工具の選び方から便器の撤去・設置手順、よくあるトラブルの回避方法まで、詳しく解説しています。さらに、高機能なトイレへのアップグレード方法もご紹介します。便器を自分で交換することは本当にできるのでしょうか?誰でも簡単にできる詳細な手順をご紹介します!

この情報が、安全かつ効率的なDIY作業の実現に役立つことを願っています。

便器の交換、スイッチの交換に対応が必要な場合、弊社が専門的なアドバイスとサービスでお手伝いします。お見積もり後に、費用に応じた選択が可能です。電話による初期診断も効果的な場合がありますので、お気軽にご相談ください。

トイレの便座のみを交換する場合の手順をまとめた記事は以下をご覧ください。

トイレ便座のみを自分で交換する方法と注意点

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DIYでの便器交換に必要な工具と材料

DIYでの便器交換に必要な工具と材料
DIYで便器交換を行う際に必要な基本工具には以下が含まれます。

  • プラス・マイナスのドライバー
  • モンキーレンチ
  • パイプレンチ
  • スパナ
  • 水抜きポンプ
  • シリコンカッター

これらは、便器を固定するネジの取り外しや給水・排水管の調整に不可欠です。適切な工具を使うことで、作業効率が上がり、トラブルのリスクも低減されます。

選び方のポイントとして、ドライバーは力が入りやすいボールグリップタイプがおすすめです。

モンキーレンチやパイプレンチは、止水栓や給水ホースの取り付け・取り外しに必須です。サイズは、作業対象に合わせて複数用意すると便利です。

水抜きポンプは、便器やタンク内の水を抜くために使い、シリコンカッターは古い便器と床の間に充填されたシリコンを切り取るのに役立ちます。

DIY初心者の方は、作業前にそれぞれの工具の使用方法を確認し、安全に注意しながら作業を進めてください。

トイレ交換で快適高機能を実現!

人気の高いトイレ交換種類を紹介します。

節水型トイレに交換

節水型トイレへの交換は、水道料金の削減と環境保護の両方に貢献します。最新の節水型トイレは、従来のモデルと比較して、一回の流水量が大幅に少ないですが、高い洗浄効果を実現しています。

長期的なコスト削減と地球環境への配慮を考慮すると、このアップグレードは非常に有益です。

ただし、節水型トイレへの交換には正確な配管作業が必要です。水道管の接続ミスは漏水や故障の原因になり得るため、DIYに不安がある場合は専門業者への依頼を検討すべきでしょう。

温水洗浄便座の追加

温水洗浄便座の追加は、トイレの快適性を大幅に向上させます。特に冬場の使用時の快適さや、個人衛生の向上に大きく貢献し、多様な機能を持つモデルも多く存在します。

温水洗浄便座の設置は、電気配線や水道接続の知識が必要です。誤った取り付けは故障や安全上の問題を引き起こすため、これらの作業に自信がない場合や、まったく新規で据え付ける場合は、専門業者に依頼するのが安全です。

高齢者や障害者向けの機能改善

高齢者や障害者向けの改善には、安全性を最優先に考慮する必要があります。以下のようなトイレの機能改善は、高齢者や障害者にも多大なメリットがあります。

  • 手すりの取り付け
  • 昇降式の便座
  • 自動開閉機能

上記は使い勝手を大幅に向上させ、安全性を高めます。これらの改善は、日常生活の質の向上に直接つながります。

手すりの取り付けや昇降式の便座などは、正確な取り付けが不可欠であり、専門知識が求められます。これらの改善を検討する際は、特に安全性を確保するためにも専門業者の利用をお勧めします。

古い便器のDIY撤去手順

古い便器のDIY撤去手順

古い便器の撤去手順をステップバイステップで説明します。

1.止水栓を閉める

便器の撤去を始める前に、まず止水栓を閉める必要があります。これは、作業中の水漏れを防ぐためです。

止水栓は通常、トイレの背面または側面にあり、時計回りに回して閉めます。異なるタイプの止水栓がありますが、一般的にはハンドル式かドライバーで回すタイプです。しっかりと閉めたことを確認してください。

2.トイレタンクの水抜き

止水栓を閉めた後、トイレタンクの水を抜きます。タンクのレバーを回して、タンク内の水を排出してください。レバーを何度か回し、水がなくなるまで流します。

レバーが動かなくなったら、タンクの蓋を開けて水が完全に無くなっていることを確認してください。

3.便器の水抜き

次に、便器内の水を抜きます。給油ポンプやスポンジを使用し、便器内の水を可能な限り取り除いてください。

最後に残った水分はタオルや雑巾で拭き取ります。水抜きを丁寧に行うことで、撤去作業中の水漏れを防ぎ、作業をスムーズに進めることができます。

4.分岐金具と給水管の取り外し

トイレタンクと便器の水抜きが完了したら、分岐金具と給水管を取り外します。このステップは、ウォシュレットなど追加装置が付いている場合に特に重要です。分岐金具は止水栓に取り付けられており、ナットやレンチを使って反時計回りに回して取り外します。給水管も同様に取り外し、作業中に水漏れを防ぐためタオルなどを用意しておくことが良いでしょう。

5.便器のビス取り外し

次に便器を固定しているビスを取り外します。便器は通常、床にビスで固定されています。

ビスのカバーを外し、適切なドライバーやレンチを使用してビスを取り外します。ビスが固着していないか事前に確認し、必要に応じて浸透油を使用すると良いでしょう。

6.便器の取り外し

全てのビスが取り外されたら、便器を床から持ち上げて取り外します。便器は重量があるため、腰を低くしてしっかりと持ち上げることが重要です。

取り外しの際には、排水管から便器を慎重に引き抜き、傷をつけないように注意してください。また、便器を取り外した後は、床や排水管周辺を清掃し、新しい便器の設置に備えます。

自分でできるトイレの便器外し方ガイド!安全な作業手順完全解説

新しい便器のDIY設置手順

新しい便器のDIY設置手順

続いて、新しい便器を設置する手順について説明します。

7.新しい便器の選定

新しい便器を選ぶ際は、サイズやデザイン、機能性を考慮する必要があります。現在のトイレの配置(床排水か壁排水か)と合致するモデルを選び、節水性能や快適機能(温水洗浄便座など)を持つ製品を検討すると良いでしょう。

また、設置スペースの大きさも重要な要素です。

8.床の準備と掃除

古い便器を取り外した後、床の準備と清掃を行います。床の汚れや古いシーリング材をきれいに取り除き、新しい便器の設置に適した状態にします。

床が濡れている場合は完全に乾燥させてください。

9.新しい便器の取り付け

新しい便器の設置は、まず排水口と便器の位置を合わせることから始めます。便器を正確に位置決めし、排水口としっかりと接続します。

その後、便器を床に固定するためのビスを取り付け、シーリング材を使用して隙間を埋めます。ビスを締める際は、便器に過度な力が加わらないよう注意し、均等に締めることが重要です。

10.排水ソケットの取り付け

新しい便器の取り付けに先立ち、排水ソケットの取り付けが必要です。適切なサイズと形状のソケットを選び、床の排水口に合わせて設置します。

取り付けは通常、ソケットを排水口に差し込み、必要に応じて固定することで完了します。ソケットと排水口の間に隙間がないことを確認し、水漏れを防ぐためにしっかりと取り付けることが重要です。

11.便器の固定とシーリング

便器を適切な位置に設置した後、床に固定します。ビスを使用して便器を床にしっかりと固定し、その後、便器と床の間にシーリング材を充填して隙間を密封します。

これにより、水漏れを防ぎ、便器の安定性を高めます。

12.給水管と排水管の接続

最後に、便器の給水管と排水管を接続します。給水管は止水栓に接続し、排水管は便器の排水口に合わせます。

接続後は、水漏れがないか慎重にチェックし、必要に応じて接続部分を調整します。これで、新しい便器の設置作業は完了となります。

DIYでの便器交換トラブル回避注意点

DIYでの便器交換トラブル回避注意点

DIYで便器交換を行う場合に直面しやすいトラブルと、その回避に役立つ注意点を説明します。

水漏れ対策

水漏れは、家屋の損傷や衛生問題を引き起こす可能性があり、DIY便器交換で最も注意すべき点です。対策として、給水管の接続部や止水栓には、適切なシールテープを巻くことが効果的です。

テープを均等に巻いてから接続し、接続部がしっかりと密閉されていることを確認します。また、排水ソケットと便器の接続には、適切なゴム製のシールリングを使用することも重要です。

これらの手順が不適切に行われた場合、水漏れは床の腐食やカビの発生を引き起こし、結果として高額な修理費用が発生する可能性があります。

作業完了後は、水圧をかけて水漏れがないかを慎重にチェックし、漏れがあれば接続部分の再調整が必要です。DIYに自信がない場合は、経験豊富な専門業者に依頼することで、安全性と作業の正確性が向上します。

排水不良対策

排水不良は衛生問題を引き起こし、トイレの使用に支障をきたします。排水不良を防ぐためには、まず排水管の位置合わせが重要です。

排水管と便器の接続部を正確に合わせ、ソケットが適切にはまっていることを確認します。

さらに、排水管内の障害物を取り除くため、取り付け前に清掃を行うことを推奨します。便器設置後は、大量の水を流して排水の流れを確認し、排水の遅延がないかを慎重に観察してください。

排水管の正確な位置合わせと清掃が不十分な場合、つまりや不適切な排水が発生し、最悪の場合、家全体の排水システムに影響を及ぼす可能性があります。

給水管の取り扱い

給水管の接続は、水漏れを防ぐ上で非常に繊細な作業です。接続時には、給水管が曲がらないように注意し、適切な角度で取り付ける必要があります。

また、接続部の締め付けは過度に行わず、適切なトルクで行います。不適切な取り付けや締め付けは、将来的な漏水のリスクを高め、水道料金の増加や修理費用の発生につながる可能性があります。

定期的に給水管を点検し、もし水漏れの兆候があれば、すぐに対処することが重要です。給水管の接続部が緩んでいる場合は、適切に締め直し、必要に応じて接続部のシールテープやパッキンを交換してください。

DIYでの対応が難しい場合、専門業者に依頼することで、専門的な知識と経験に基づく確実な作業を期待でき、長期的な安心を得ることができます。

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まとめ

DIYでの便器交換は、適切な工具の選択から始まり、古い便器の撤去、新しい便器の設置、トラブル回避の注意点、さらにはトイレ機能の高機能化まで、様々なステップを要します。

この記事では、それぞれの工程を丁寧に解説し、安全かつ効果的なDIY作業の進め方をご紹介しました。しかし、DIYには限界があり、専門的な作業や安全性を重視する場面では、専門業者に依頼することもご検討ください。

快適で機能的なトイレ空間を実現するために、この記事が皆様の役に立てば幸いです。

便器の交換でお悩みであれば、弊社は専門業者として的確な解決策を提供します。お見積もり確認後、ご予算内での最適な対応をお選びいただけます。事前に電話での相談も可能ですので、まずはご連絡をお願い申し上げます。